猿板

遊山黒子衆SARUの記録

三嶺の紅葉と秋の月 前編

カヤハゲから

 大きな感動を得た錦色の大峰遊山。
でも古巣も行っておかねばね(笑)
tochikoと晩酌に上がって来ました。
◆秋のこと
 韮生登山口に向かう道すがら
西熊の森の上に朝の月を見つけました。
満月からは数日過ぎていましたが
まだ月光浴が楽しめそうです。
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 大陸の高気圧に覆われた快晴の登山口
澄んだ秋の空気に放射冷却が手伝い
身が引き締まります。

                   ARC'TERYX:MAIA 65
◆森のこと
 林道から見る西熊の森は
今日は錦色には少し早いようで
やはり例年のとおり
11月1〜3日が見頃のようです。

 今日はカヤハゲの西尾根ルート。
ブナを中心とする自然林は
標高が上がる毎に
秋の色が現れ始めます。

 今年は台風の影響が少なく
どこもブナの黄葉は良いようです。
 コハブナ
 本州のものより葉が小さい四国のブナ。
その紅葉も大峰の黄金色と比べ
より黄色に近いように感じます。

◆稜線のこと
 カヤハゲ(東熊山)の頂で稜線に出会い
今日の秋の空気で澄んだ眺望は
太平洋まで望むことが出来ました。

 そして風景は森の黄色から
ツツジやカエデの紅色に変わり
その紅葉は盛りを迎え
姿を見せた三嶺は紅を纏っていました。

◆頂へ
 天にそそり立つ「天狗岩」が現れたら
頂までもうワンピッチ急登です。

 その斜面に根を張るツツジたちの紅葉で
山は燃るような赤の世界でした。

 真っ青な空を見上げながら
紅の道を心弾ませ登る。
三嶺の頂はすぐそこです。
 ただいま