朝明けに濃淡の色彩を見せ
秋の空に群れをなす鰯雲(羊雲)。
端が次第にちぎれていくその姿で
この週末の晴れを約束してくれました。
◆古巣の秋
前回の石鎚山に続いて
四国の稜線の秋を追って
古巣三嶺に登ってきました。
◆森の秋
三嶺の懐にある西熊渓谷は紅葉の名所。
そのブナの森はこれから染まり始める様で
見頃はやはり11月の頭ぐらいでしょうか。
それでも気の早い楓たちは
秋の始まりを告げくれました。
◆小さい秋
秋の彩りは葉だけではありません。
春に可憐な花を見せてくれた木々が
赤やピンクの小さい実を熟し
森に可愛い彩りを添えていました。
<ノイバラ>
<まゆみ>
◆天辺を臨む
森を抜け稜線に立てば
どこまでも高く澄み切った空と
秋の雲が私達を迎えてくれました。
そしてやっと顔を見せてくれた三嶺。
その天辺付近はどうやら赤い様ですよ。
旅をしてみたく膝抱き鰯雲 高田風人子