猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長涼風献上仕る 動

動

 かつて登山道のなかった頃
木地師達山に入って行くものは
沢を使い山の尾根を目指したという。
◆草鞋を履いて
 植物など障害物の少ない渓谷を
山に生きた日本人はわらじを履いて
深山に分け入ったのでしょう。
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 そしてその登り方は
水を避けたものであり
登山としての沢登りの始まりも
濡れることを避けたものでした。

◆魚となって
 しかし昨今ウエアーの発達により
積極的に水に入って行く
シャワークライミングも盛んとなり
SARUもそのスタイルをとっています。

 それは安定した水底を利用した方が
より安全で快適であると考え
何と言っても暑い四国の夏は
「水遊び」が一番でしょう。

◆光揺れ
 木漏れ日が水面を射し
流れは光を揺らす。

 人は流れを変え
飛沫と光が散る
沢登りだけの美しい風景。

◆風を鳴らす
 渓谷が造る最も美しい風景「滝」
その魅力は秀麗な姿だけでなく
風を起こし響き渡る
水のドラムにもあります。

 そこに挑むも良し
避け楽しむも賢明な遊び方
そんな「自由」が沢登りにはあり
それは日本発のスタイルでもあります。
 SAMURAI blue