猿板

遊山黒子衆SARUの記録

霊峰石鎚山裏参道遊山 転

道

◆木霊達の歌
 水場からは再び急登になります。
その葛籠折れの登り道には、
落ち葉が絨毯のように敷き詰められ、
サクサクと気持ちの良い音を奏でます。
 この頃からお天道様が見えはじめ、
紅葉を透かして注ぐ秋の日差しは気持ちよく、
いつの間にか面河尾根の稜線に顔を出していました。

◆面河尾根
 稜線を覆うのは、
笹床のブナやミズナラの極相林で、
これぞ四国という風景です。
 いつもならここで霊峰石鎚山が、
どっしり現れるのですが、
今日は残念ながら雲の中でした。

愛媛大学山岳会石鎚小屋
 面河山をトラバースし、
ブナ林の笹の斜面を横切りしばらく進むと、
10月10日に一般開放したばかりの
愛大小屋に到着しました。

 今回はテント泊を予定していたのですが、
他に宿泊者もいないようで、
せっかくですからこの新しい小屋を
使わせてもらうことにしました。

 新築の檜の内装は香りが気持ちよく、
懐かしい薪ストーブが座る土間があり、
奥の部屋に畳と座卓があるのには驚きました。

◆山懐の宴
 今回は撮影機材がないからと
八田さんが持って上がった銀河高原ビールは10本。

   八田スタイルその2:銀河高原ビールが好み
 食事担当の私が荷揚げした定番のおでんに、
途中で仕入れた地元の水菜がさくさく気持ち良し。

 ブナの林の小さい小屋で、
ロウソクとヘッドライトの灯りだけで楽し、
仲間二人だけの忘年会でした。

◆お知らせです
 11月15日から11月28日まで高知市のギャラリーグラフティで
盟友野垂れのシルクロード 写真 展(二人展 )が開催されます。
二人で命をかけたあの旅の写真もあるはず!
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