◆植生の博物館
標高800m景勝面河渓の登山口から
1,982mの頂上まで続く登山道は、
四国では数少ない原生林です。
その植生はツバキなどの照葉樹から始まり、
高度を上げるごとに、
ブナからカンバ帯へ、シコクシラベのあるモミ帯、
そして四国で唯一の森林限界線のある頂上まで、
四国の全ての植生があると言われ、
温帯から亜寒帯の植生を体験できる森なのです。
◆雨に歌えば
駐車場では通過中の低気圧の影響で小雨が降っていました。
久しぶりにレインウエアーの出番ですね。
雨の森もまた良しでしょう。
お天気のせいか誰もいない観光地から、
「お楽しみ」と「快適」を詰めた、
大きなザックを背負って歩き始めました。
◆半パンマン
遊歩道の果てにある鳥居が登山口で、
ここから本格的な急登が始まります。
苔むした趣のある石段には落ち葉が敷き詰められ、
正に裏参道の趣で、私好みな寂びた風景なのですが、
登れば暑い・・・!
幸い我々の予想より早く雨も止んでくれたようで、
雨具の必要はなくなったようですね八田さん・・・?
出たっ!半パン。
八田さんスタイルその1:半パンが好き
◆食を彩るもの
紅葉は面河渓がちょうど見頃でした。
標高が上がったこの森は、
旬を過ぎていましたが、
残ったシロモジやクロモジの黄色い紅葉は
とても印象的でしたよ。
急登を終え、沢を何本か越える横道をしばらく進むと、
休憩ポイントの水場の平坦地に至り、
ちょうどお昼になりました。
今日のお弁当は
和宏さんが差し入れしてくれたムカゴ飯です。
(ムカゴ:山芋の実)
お腹を満たし美味しい水を頂き、
汗が引いてくると生き返った想いがしてきます。
慌てないあわてない。一休み一休み(笑)
blog Rankingへ さるやさんの真似ッ子(笑)