山で熱中症と並んで
注意が必要なものに「低体温症」があります。
これは夏山でも多く発生し、
冷えにより極端に体力が奪われ、
疲労凍死による死亡例は決して少なくありません。
主な原因は下記の３つ「冷え」があります。
１．濡れによる冷え
２．風による冷え
３．低血糖による冷え
１については、
雨、雪、汗などにより、
濡れない事が大切なのですが、
吸汗速乾性のあるウェアーを選ぶ事が大切です。
現在は化繊が主流になっていますが、
濡れても冷えないメリノウールなども有効です。
又、直接雨や雪に接する事を防ぐため、
レインウェアーなどの着用が有効ですが、
透湿性のある素材を選ばないと、
発汗による冷えを招くことがあります。
２については、
ウインドブレーカーなどを羽織ることで防げますが、
上記のレインウェアーで対応すれば、
一器多用になり装備が軽減されます。
３については、
お腹がすく前にマメに食料を補給することで防げます。
特に熱に変わりやすいブドウ糖などが有効です。
それと日頃から運動する習慣を身につければ、
脂肪を効率よく燃焼する体が出来るので、
頑張ってみてください。
この低体温症ですが、
体の小さい人や体力の無い人に起こりやすいので、
子供や高齢者がいるパーティーは、
リーダーがそのメンバーの状態を、
常に、特に注意する必要があると思います。
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