猿板

遊山黒子衆SARUの記録

魔王旅行社 九州遠征由布岳遊山

由布岳

 ここで由布岳のご紹介を少々。
大分県由布市にあるトロイデ型の活火山で、
東峰と西峰2つのピークからなる、
双耳峰の標高は東峰が1,584mです。
円錐形の形をしていることから豊後富士と呼ばれています。
 又、信仰の対象として古くから崇められ、
古事記などにも登場し、
さすが神話の国九州の山ですなぁ。
 さて、神の座する山に厳かに(?)登山を開始しますか!
由布岳登山口から割と近く見える由布岳ですが、
双耳峰の主峰(西峰)標高差800mの行程になり、
四国では見られない、これぞ九州って感じの草原歩きから始まります。

 登山道はすぐ河童好みな雑木林に入り、
登りは勾配を増し標高を稼ぎます。

やがて合野越と呼ばれる飯盛ガ城との鞍部の広場に到着。
ここは、眺望が開け休憩には絶好のポイントです。
広大な風景を堪能しながら、一本立てましょう。

 これからは低木帯に入っていきます。
去年の九重山ほどではないにしても、
ヤマキリシマが群生しており、
花は今年も多いように思いますが如何でしょうか?

 このミヤマキリシマの間を縫うように、
つづら折りに登って行くと、
やがて、西と東の頂きの分岐に顔を出し、
目の前には緑に覆われた噴火口が口を開けています。
これこれ!このお鉢こそ火山の風景ですよ。
来た甲斐がありましたが、でっかすぎて写真には入りません(涙・・

 この分岐を我々は、一等三角点のある西峰を目指しましたが、
こちらはちょっとした鎖場があるので、
自信のない方は東峰に行くことをお勧めします。
結構な高度感があり、
怖くなってしがみついている方もいらっしゃいました。

 登り始めて3時間で上着です。
  バンザーイ!
山頂からは日本百名山九重山祖母山阿蘇山などが見えるはずですが、
この日はガスが係り、眺望は切れ間にちょろっと見えた程度でした(苦笑)
まあ、そこは、ドンマイドンマイ!
昼ご飯を食べて、のんびり休憩してから下山しますか。
(どこでも眠ることが出来る私は、岩の間で数分ですが爆睡してしまいました)

今日も沢山の方が訪れるこの山は、
深田久弥さんが日本百名山に入れなかったことを
後悔したといわれていますが、
九州屈指の名山であることは間違いないようですね。

 まだまだ続く魔王旅行社この後何処へ!


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