猿板

遊山黒子衆SARUの記録

奥物部山行 その3

kurokoshusaru2005-10-12

今年の雨も凄かった。
順調に進む我々の目の前に、巨大な崩壊が現れた!
車で通過した林道や、歩いてきた林道も数カ所崩壊していましたが、
まさか自然林が・・。
 幅30m位。登山道を完全寸断し、
下を覗いてもどこまで崩れているのか見当もつかない。
100年級のブナも根こそぎ流されている・・。
「土石流だ・・。」
崩れて間もないむき出た岩盤は、まだ小石がパラパラと落ちている。
仕方がない引き返してヌル谷まで降りよう。無理は禁物です。
 去年はフスベヨリ谷(一つ尾根をはさんだ渓谷)が土石流で甚大な被害を受けたばかり。
100年の森が崩れていないと言うことは、100年は無かったということ。
少なくとも100年間経験のない災害が、2年続けて発生したのです。