猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 冬の温もり

 

  「今日はどちらまでですか?」

 

 大きなザックを持つ私達に
登山口で会った方に声かけられました。

 

 お天気が約束された日でも
冬のテン泊は厳しいもの

 

 衣食住を持ち寄ってこそ
はじめて温かで暖かな一夜を過ごせます。

 

 

 

 ひとつの鍋を分け合って
ひとつのテントで寝る
食事も互いを想い初めてお腹がいっぱいになる

 

 湯気の向こうに
なつかしく思える朝陽が射してきました。

 

 雲が動き山が目覚める時間
今日もおはよう!そしてありがとう。

                     大空の片隅にある冬日かな  高浜虚子