梶ヶ森の登りは
巨大な岩に沿った急峻な道
沢沿いの
いつもは水の流れる音とともに歩く道が
今日は氷の下であまり聞こえない
岩の上から紅葉谷に下りる
ここだけにはいつも静かな景色がある
湿り気の多い雪が
ゆっくりと撓んできている
空から落ちたままの雪景色
足跡のない道は
湿雪が岩を塗っているようにまとわりついていて
氷の造形が
沢の静かさも語っていました。
今年の春
この場所の芽吹きに出会ったら
必ず思い出す雪の景色になったな。
再びの名残の雪と思ひけり 高木晴子
梶ヶ森の登りは
巨大な岩に沿った急峻な道
沢沿いの
いつもは水の流れる音とともに歩く道が
今日は氷の下であまり聞こえない
岩の上から紅葉谷に下りる
ここだけにはいつも静かな景色がある
湿り気の多い雪が
ゆっくりと撓んできている
空から落ちたままの雪景色
足跡のない道は
湿雪が岩を塗っているようにまとわりついていて
氷の造形が
沢の静かさも語っていました。
今年の春
この場所の芽吹きに出会ったら
必ず思い出す雪の景色になったな。
再びの名残の雪と思ひけり 高木晴子