日陰の駐車場から見上げる
早朝の梶ヶ森は白く
雪と霧氷に覆われていました。
細い枝や枯れ葉の上に乗っているのは
穏やかな雪の証
谷を上がってくる
風の音も聞こえない静かな朝でした。
大岩に取り付けられた階段を上ると
森から抜け鳥の目線が広がる
この日
風の強さを感じたのはここだけで
急峻や山容と山を支えている岩の大きさを改めて感じました。
その遙か向こうにある大木は
朝の凜とした空気でしか会えない景色
いつか会いに行きたいと思うような
静かな雪の姿でした。
太陽が登ると空気が柔らかく感じ
木々の間から里山の暮らしが見えました。
雪に来て美事な鳥のだまりゐる 原石鼎