猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 霧の中の影

 

 濃い緑に包まれました。
見上げると木々の葉が
シルエットになって浮かび上がり

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 進む道は僅かに開いた木々の間から
白く光が射しているようでした。

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 通う道では
お気に入りの場所が見つかるもの

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 いつも気に入っている小さな道
周りの明るさは森が若いから

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 北斜面の遅い芽吹きで
ヤマザクラの花吹雪に出会ったのは
ついこの前なのに

 この日はエゴノキの花筵が
あちらこちらで迎えてくれました。

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 登山口近くの林道脇に
沢山咲いていた初夏の花は
スイカズラ

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 懐かしくて蜜を吸ったら
昔と変わらなずほのかに甘い味でした。

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                 忍冬の花のこぼせる言葉かな  後藤比奈夫