猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんのおきゃく遊山 集う時

集うとき

 雨の高速道路で時間を要した
Tommyさんご家族が到着した。
 「お帰りなさ〜い!!」


◆雨の宴
 お疲れさまでした。
 「乾杯!乾杯!!」
今晩は天狗荘に泊まるから
みなさん呑めますよね (笑)



◆土佐の口福
 「まだ小さいけんど・・」
川が開いて間に合った鮎は
土佐では「もらう」ものだが
「大阪では高うていかんですわ!」
                 
 「ちゃんと構えちゅうでぇ」
和宏さんが昨日から仕込んだ鯛素麺は
一昔前土佐の祝いの席で出されたもの。



◆持ち寄る心
 Tommyさんも兵庫から
どっさり持ってきてくれた。
                 


 かつて土佐は北に険しい
四国山地が東西に尾根を張り
南は黒潮が強く流れる陸の孤島だった。
                 
土佐人は海や山を眺めて
この向こうは何があるのだろう?
どうなっているんだろうと思う
それが「好奇心」の強い気質を生み



その好奇心から他国の訪問者を家に招き
酒宴「おきゃく」を設けて外の話を聞く
「人懐っこさ」に繋がった様に思う。


                 
そして和宏さんのおきゃくは
「個」より「群」
「利己」より「利他」の心を養った
先人の血がそうさせるのだろう。



                           鮎焼くや葛を打つ雨また強く  富安風生