猿板

遊山黒子衆SARUの記録

半夏生の国見山 雨上がり

雨上がり

 北上した梅雨前線に
太平洋高気圧が張り出し
雨粒纏う若葉が朝日に輝く。


◆迎えてくれるもの
 「きゃーっ!
   なんだぁゴタかぁ・・・」
ヒキガエルがお出迎え(笑)



◆自然というもの
 国見山への登りは
リョウブなど中低木が生える
若い森から始まる。
                    
虫食い跡も風景の一部。
 「楓が実になっちゅう」
秋に紅葉する楓は夏に実を結ぶ。
          
 山は目を向ければ
多くの命を感じる事が出来る。



◆防火帯を登る
 ほどなく葛籠折れの道が終わり
国見山名物防火帯の直登が始まる。
                           
この山に初めて来たのは
25年位前だろうか。
植林はずいぶん大きくなった。
そろそろ刈られて役立てばと思う。



そんな雨上がりの赤土の急登は
この靴のテストにもってこい
お前が生まれた理由を見せてくれ。


           
                                   = ARC'TERYX:Bora² Mid GTX =


  遅れたる足を引き寄せ蟇(がまがへる)  石田勝彦