山道に分岐があれば
たいがい遠回りの道を選ぶ。
その方が静かだしゆっくりと
風景を楽しむことが出来るから。
◆静かな道
剣山は古の信仰の山
山麓にはいくつか祠や修験場があり
数本のルートがあるから楽しい。
その道ごとに自然条件は変わり
植生もそこに合うものが生きている。
◆哲学の道
たとえばイギリス人は
3人並んでいる窓口より
10人並ぶ窓口に付くと言う。
それは待っている時間を楽しむ心。
次のことに移ることが出来ず
じっと待つ時間などに思考が働き
思わぬ知恵や発想を得られると言う。
道具を駆使して頂を目指すより
無心で野や山を歩く時間が
それに近いかも知れないなぁ。
妄想の草深ければ鳥兜 清水径子