標高1,000mを越える
双耳峰の稜線に出ても
照葉樹がしっかり根を張る。
ここは南国土佐なのです。
◆眺望開ける
温暖な温帯の森から
亜寒帯の石鎚山系を望む。
「河童ちゃん雪は
まだたっぷりあるね」
◆貴重な植生
温かい場所を好む照葉樹と
暑さが苦手なブナが共に生きている。
そんな工石山のブナたちは
亜寒帯植物の南の最前線の一つ。
海から短距離で標高2,000mまで
上がる複雑な地形を持つ四国は
亜熱帯から亜寒帯の植生が共に生きる
日本の自然の箱庭の様な島なのです。
◆遊山海に至る
双耳峰の片方に向かいました。
そこには展望台が設置されて
お昼と昼寝に絶好の場所。
「河童ちゃん
今日はよぉ見えるねぇ」
見える見える
太平洋までよぉ見えよらぁ
春めきてものの果てなる空の色 飯田蛇笏
