猿板

遊山黒子衆SARUの記録

夏の帰郷 巡る命

炭を熾す

 さあ!炭を熾して
バーベキューでもやろうか。
この涼しい庭での夕餐も
里の楽しみの一つです。
◆循環していること
 地球上の全ての生き物は
その環境に適応する身体を持つ。
日本人が合わない海外の水にしても
現地では決して不衛生なものではない。

 日照、降雨、土壌など違う環境を
うまく利用できたものだけが
その地で生きながらえる事ができた。

だからその地で育った作物などは
その地で必要なものを全て持っていて
わざわざ海外のものを食するよりも
「地のもの」が身体に合うのは当然のこと。

◆自給自足であること
 目の前にある食べ物の殆どは
母や里人達が作ったものばかり。



 里で育った野菜や鮎、猪などは
この環境の中での「循環」という
大きな流れの中にあり人も同じこと。

 母も長寿で元気に畑に出ている。
人は年齢で弱るものではないんだ。
                
 そしてそれぞれ身体が求めるものは
身体も喜び美味しいと感じる。


 本当にそう感じるのだから
しかたがない。





                       手花火が昼間は見えぬもの照す  行方克巳