猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2013春の信州遊山 地の香り

遊山の始まり

 tochikoを助手席で眠らせ
平成25年度初めての信州へ
午前3時に土佐を発つ。
◆長い道のり
 大阪あたりで朝を迎える
700kmの長い道のりなんだけど
疲れを感じることはありません。

毎年信州の桜の元に
関東の仲間達と集まり始めて
もう何年になるのだろうか?
でも今年は花の盛りは過ぎていました。

◆木曽の湯
 信州で真っ先に向かうのは
木曽郡上松町の「桟温泉」。
            
木曽川を望む歴史ある湯で
長旅の疲れを癒すこの一時。
      


 あ〜 来て良かったぁ〜(嬉々



◆木曽の蕎麦
 新緑が始まった上松から
カラマツもまだ冬の姿を残す
日本のチベット開田高原」へ。

信州で一番と思う蕎麦を求め
大目旅館の暖簾を潜れば
薪の香りが迎えてくれます。

開田が発祥と言われる「とうじ蕎麦」は
キノコ、野菜の出汁で蕎麦を温め
「つゆ」と「すんき」と共に頂くお蕎麦。

この「すんき」と呼ばれる漬け物は
木曽で貴重だった塩を使わない
乳酸菌で発酵させたお漬け物です。

日本で最も厳しい環境にあるこの里で
人と共に生きてきた本物の味は
他に越えるものは無い口福だと思っています。


                      山国や新蕎麦を切る音迅し  井上雪