猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2013春の信州遊山 木の香り

母の味噌汁

 木曽は古からの木の国。
tochikoの母が造るの味噌も
木曽の樽で仕込んでいます。
◆木曽の職人
   木曽天然木のことなら
  製材から加工までお任せください。
そんな木曽の桶職人のお店
上松町「桶数」さんを訪ねました。

   桶数は天然木曽檜を中心に
  国産の木材を製材、加工する木工で
  良き伝統と技術を守りながら
  神社仏閣材から小さな木工品まで
  心の通った商品を提供しております。
         
◆木曽の木霊
 日本人が大相撲で
モンゴル人に勝てなくなったのは
子供の頃力仕事で力の使い方を
学ばなくなったせいだとも言われ

日本の高度経済成長に
指先の器用さも貢献しましたが
日本の大半の子供達は
ナイフで鉛筆を削る事も出来ない。

 そして今桶数さんは地元木曽の子供たちに
桶作りを教える事に熱中していると言う。



◆木曽の匠
   良質の桶作りの基本は
  一にも二にも良質の素材と乾燥
  乾燥は全て天日によるもの..
  じっくり時間をかけます。
          
 「そりゃぁ桐が良いよ」
今回は米びつを選んでもらいました。
「大事な書類を守る
  金庫の内張も桐だからね」

きちっと蓋が閉まる桐の米びつ。
 「良い買い物をしたね」
私はこれからもこの木曽の職人を
応援したいと思っています。


                            桐咲いて雲はひかりの中に入る  飯田龍太