猿板

遊山黒子衆SARUの記録

葉月の三嶺の遊山 命のこと

おじや

 山の朝は「おじや」がいい
調理時間が短い事もありますが
お腹に優しくエネルギーとなるのも
早いように感じるからです。
◆帰る時
 この夏も落雷により尊い命が
山で散ってしまいました。
 そして今年もこの山域で
人に追われた鹿達の殺戮が始まる。

もう日本人は先人達のように
自然と上手く付き合うことが
出来なくなったのだろうか?

◆手のひらを太陽に
 ぼくらはみんな 生きている
 生きているから 歌うんだ

 ぼくらはみんな 生きている
 生きているから かなしいんだ

 手のひらを太陽に すかしてみれば
 まっかに流れる ぼくの血潮

 ミミズだって オケラだって
 アメンボだって

 みんな みんな生きているんだ
 友だちなんだ


 この歌を書いた
やなせたかしさんは
この山の水を飲んで育ちました。



                             夏空へ雲のらくがき奔放に  富安風生