どちらの御仁が残してくれたのか
頂に鎮座する「やっほー地蔵様」が
満面の笑顔で迎えてくれました。
◆頂から望む
地蔵様がヤッホーと呼びかける先には
美しいグラデーションで重なりあう
山並みの彼方に母なる海があります。
◆里の恵みを頂く
この頂でお地蔵様と共に
和宏さんと山猟師Kさんとお昼にしました。
和宏さんが構えてくれた口福は
里で買ってきてくれた田舎寿司と
昨年から蓄えていた地元の鮎。
自粛という傷みを分かち合う心は大切だと思います。
でも疲弊する今の日本経済に拍車をかけぬよう
本当に使うべき処と時をきちんと見直す事も
今の日本には大切だと考えています。
◆湯に想う
文化9(1812)年に編纂された「阿波阿国漫遊記」にも記録がある
「四季美谷温泉」で帰りの湯を頂きました。
山を眺め湯に浸かれば様々なことが頭を巡る。
そんな山間にもユキワリイチゲが花を咲かせ
今年の春の始まりを告げてくれました。
源泉に硫気ほのかや木の芽時 上田五千石