猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋の面河尾根へ 後編

落葉の道

 落ち葉の音が快く響く
木陰の道から明るい尾根へ。
落葉した木々の向こうに
天を貫く石鎚南先鋒が聳えていました。
◆聳える霊峰
 急登を登った者を温かく迎える
どっしりした山容を見せる石鎚山
ここから観る山容は母親の様です。

◆天に向かって
 稜線の木々が秋の陽で輝く。
山深いが故残された原生の森。

谷間に枝を伸ばす山麓と違い
木々は天に向かって大きく枝を広げ
天と地を結ぶ神経の様にも見えます。

◆日溜まりで
 霊峰の正面にある愛大小屋。
石鎚山の絶好のビューポイントである
ここのテント場でお昼にしました。

これからの季節は熱燗ですね(笑)
秋の恵みムキタケ入り焼肉で頂きました。
 〈PRIMUS:ライテック・ケトル〉
 熱かんぱ〜い!

                   熱燗に焼きたる舌を出しけり  高浜虚子
◆帰り道で思う
 尾根の木の殆どは葉を落とし
森は冬の眠りに入りつつあります。

これから私達の遊山も
冬の風景に向かい歩き始めます。