猿板

遊山黒子衆SARUの記録

木霊と遊ぶこと

四国カルスト

 よく晴れたGW始まりは
子猿と共に「四国カルスト」の
木霊達に会いに行きました。
◆お天道様と遊ぶ
 森は中低木が芽吹きはじめていましたが
高木達はまだ冬の眠りの中にあり
森には春の日差しが降り注いでいました。

◆分かち合う
 森の春は地面から始まります。
それは水を吸い上げる高さの違いでしょうが
高木達が小さい物が光合成を十分するのを
待っている様に私は感じます。

それは高木だけでは生きていけない
森の仕組みを支えている
分かち合う心の様に感じます。

◆子供の目
 子供の視点はおもしろい。
私達と目の高さ目線が違う
まだ心と頭が新鮮なのか
全てを真っ直ぐ見ている様に感じます。

私達が通り過ぎる目線の死角から
子供が見つけ出す風景は新鮮です。

                  
◆居場所
 私達を見下ろしている600年生きた老木
「猪伏の大トチ」の根っこの上に居る時
この上ない安心感を覚えるのは私だけでしょうか?

森と子供の歓声の中に身を置く
これが私の居場所なのだ感じた遊山でした。

                                     さえずりをこぼさじと抱く大樹かな  星野立子