猿板

遊山黒子衆SARUの記録

かわずの四方山話 道具屋の看板

GP看板

道具屋をはじめてもうすぐ13年。

今の場所に移転して5年。

移転の際、プレゼントされた店の看板。



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ここは、塩害地区。 
手入れを怠るとすぐに・・・。

訪れて頂いた際には、ぜひじっくりと見て下さい。

結構、力強い看板です。


実は、この看板をプレゼントしてくれたのは、とある養護学校の先生と生徒たちです。

お客さんとして来て頂いていたこの学校の先生たちがかなり熱い人たちで、

行動範囲の狭い自分の教え子たちに、冬になると、


「ぜひ、雪を見せてやりたい!雪を触らせてやりたい!」


そんな気持ちが昂じて、仕事が終わると軽トラやピックアップカーを駆り出して

阿讃山脈から雪を満載して学校のグランドまで運んでいました。

先生からその話を聞いた店のスタッフたちがそのお手伝いを・・・。

店主はこたつでぬくぬくと・・・いやいや、

ともあれ、お礼にこんなに立派な看板を頂いたという訳です。


ロゴなんてなかった道具屋でしたが、名刺に刷り込んだこの看板は大好評です。


自然を介して人がつながり、カタチをなす。

カタチをなしたものに思いが宿り、人が集う。

人が集えば新たな道が見え、また人とつながる。

店主の後頭部は、塗る薬もなく手遅れ状態ですが、

この看板だけは、宿る思いと共にいつまでも大切にしていきたいです。


えっ、今回のかわずはちょっと猿板風?・・・

よしよし・・・