猿板

遊山黒子衆SARUの記録

今年最初の冬のこと 白い朝

小屋の外

 2日午後5時頃降雪が始まる。
3日午前3時小屋内 気温5度
外 風力5 気温−6度 積雪約5cm。
◆河童の失敗
 小屋は全ての情報を遮断する。
テントにいれば自然の変化が解る。
テントのしなりで風力や風向
音で雨・霰・雪の変化が読める。
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自然を感じるテントは身体の一部。
せっかくの変化の時だったのに
小屋に泊まった事に悔いが残ります。

◆冬到来
 思い残すより思い切る。
外は昨日と全く違う風景
三嶺山頂で迎える初冠雪です。
東を向いて笑わねばなりませんね。

冬を纏った女神の三嶺池も
白に変わった珊瑚礁に囲まれていました。

◆下山まで
 霧氷は風と雲の産物。
「水」は雲、雨、雪、氷と
気象の変化で自在に姿を変える
日本の風景の主役ですね。
                           

寒気がもたらせた美しい風景に
後ろ髪を惹かれる下山でした。

◆帰り花
 風と共に厚い雲が流れる。

冬からふたたび秋へと
季節を遡る様な帰り道。

冬の上に秋があり秋に冬が溶け込む
季節を遡り咲いた一期一会に出会えた
良い秋の遊山でした。

                         返り花 天の美神に愛されて  高屋窓秋