猿板

遊山黒子衆SARUの記録

狐の遊山09 居場所へ

白い綱附森

 年末年始の強い冬型は
西日本にも寒気をもたらせ
四国の峰々を白く覆っていました。
◆静寂
 穏やかに晴れた週末も
冬の四国の入山者は少なく
雪の林道に轍を残したのは
私達が最初でした。
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 tochikoと二人で向かう
今年初めての奥物部の森。
誰もいない登山口の
静かな空気は温かく感じます。

◆真雪
 誰もいない林道を
狐の親子と共に歩き始める。

夜明けの遅い林道から見上げる
抜ける様な青空に光る西熊山が
とても印象的な朝でした。

◆造形
 冬の風景は「水の造形」
からしたたる小さな流れが
時間をかけて氷柱となり

 真綿を被る谷間は
陰影に光が沈み
水墨画の風景を見せます。

◆寝床
 風が強い林道から
木々に守られた森に入れば
柔らかく深い雪に変わります。

 今日の寝床は森の中。
山に生きるもの達と共に
夜を過ごします。

 荷を下ろしお昼を取れば
午後は身軽な森遊びです。


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