猿板

遊山黒子衆SARUの記録

最後の寒波と聞いて 和であること

又兵衛岳

 雪国の猟師が使っていたものが
登山者に普及したと言われる「ワカン」
主に雪が深く傾斜がきついところで使われます。
四国山地のこと
 大陸と太平洋のプレートがぶつかり合う
最前線にある四国山地
隆起の速度が早く急峻な斜面が多い。
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 また北にある中国山地の標高が低いため
東西に尾根を張るその地形は
大陸から北風をまともに受け
積雪量は意外と多くなります。

◆「和」かんじき
 平坦に近いフィールドでは
断然「スノーシュー」だと思います。
ただ、急な斜面の「蹴りこみ」や「下り」
また転倒した場合の「体の立ち直し」などは
「輪かんじき」の方が有利であると感じました。

「ラケット」と呼ばれる「洋式かんじき」と違う
後の丸い日本のかんじきは
急峻な斜面と雪が多い風土に合せ
日本人が作り上げた形なのでしょう。

◆使い分ける
 人の体の延長にある道具。
ワカン、スノーシュー、アイゼンetc??
それぞれに得意な場面があり
全てに対応できる道具は無いように思います。

 そしてそれを正確に見極めるのは
「環境」を知る「経験」なのでしょう。
そこまでは経験者と共に歩むことを勧めます。
それが「安全快適」への近道であると考えるからです。
Japan beauty 
◆そして
 「安全登山」の後には「快適温泉」
今日は露天風呂に雪も付き合ってくれました。
日本の風景とは美しいものですね。
    和みます。