猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの山岳四季 暁の天狗さん

八田博美

 昼から仕事を休んで、いつもの所へ。
気象予報によると、北〜北東風。
これは期待できるかも?

14:30  ロープウェイ山上駅発

17:00  試し鎖小屋
 ここまで膝下で、当然トレースなし。

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18:00  夜明峠
 周辺の笹原は、雪の下
 これよりヘッドライトで、雪は股関節。
 こうなると、ザック背負いでは全然進まない。
 空荷でトレースを付ける、牛歩登山に切り替え。

21:00  二ノ鎖小屋
 ここで河童さんにTEL。
 「雪は股関節前後。
  夜明からここまで3時間。
  この状況では、上まで3時間強かかるかも?」
 心配していた網目鉄板も思ったほど乗ってなくて一安心。

23:00 三ノ鎖下
 やっと半分か・・・・。
24:00前 三ノ鎖小屋
 これより核心部。
 下見によると、網目鉄板に1mぐらい乗り、その先ルート不明。
 しかも一部氷化。
   <冷壁>
 「これは、やばい」
 引き返しピッケルマンに
 (いつもはヘルメットもピッケルも装備に入れない。
  今回は虫の知らせでしょうか?)
 首下の雪かきと、樹枝についたバケ物霧氷落としで
 雪だるマンに大変身。
 「やれやれ。やっと乗越だ。さ〜てこれから荷上げだ。」
25:00 石鎚弥山着
 が、しかし避難小屋のドアが凍り開かない。
 「エツまさか・・・。ひょっとしてここでテント・・・」

 ドアを体当たりでドンドンやっている内に、徐々にゆるみ
 約10分後「オープン・ザ・ドア!!!」
 「ア〜、助かった!!!」
その早朝
 写真の通りすばらしい出会い(約3分)
 石鎚の神様、ありがとう。
   <暁の天狗>
             北風、最大瞬間風速10m/s.−12.1℃
 尚、青いビール7本、純米酒1,5Lでした(翌日も泊)
 注:行動中の写真は去年1月のものですm(__)m by河童