猿板

遊山黒子衆SARUの記録

猿の細道 その大きさに想う

登る

◆長い石畳
 象潟口の登山道は
展望台までの舗装道路を過ぎれば
奈曽渓谷尾根沿いに
石畳、石段がほぼ頂上まで続きます。
 それは多くの人の手が入り
環境にもローインパクトなのでしょうが
古傷を持つ私の膝には辛いものとなりました。
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 しかしその辛さも
独立峰の雄大な眺めで励まされた様に思います。
そんな石畳は秋田・山形の県境を過ぎ
チシマザサを切り開いた河原沿いに至ります。

◆賽の河原
 その「賽の河原」と呼ばれる窪地で休憩。

ここは夏には高山植物が咲き乱れ
8月頃まで雪渓が残り給水できるそうですが
残念ながら今回はシーズンオフの様です。

◆高山帯の植生
 このあたりからいきなり「ハイマツ」が現れました。
通常は亜高山帯のモミや栂の上にあるものですが
ブナ・ダケカンバ帯からいきなり高山帯に移行するのは
この山が世界でも屈指の多雪地帯で
その自然条件の厳しさを語っているのだと思います。

 ハイマツの向こうには新山がどっしり座っています。
かっこいいなぁ〜。

◆鳥の海
 賽の河原から緩やかな石段を上り
坂の上に御浜神社の鳥居が見え

 眼下にカルデラの「鳥海湖」が現れ
それは正に姫神の庭にふさわしい風景でした。

◆外輪山から新山へ
 「八丁坂」を下り「七五三掛け」分岐から
頂へ向かう「千蛇谷ルート」と
「外輪山」を回るコースと分かれますが
今回は風が気持ちよさそうな外輪コースを選び
頂きに向かい登り返しが始ます。

 四国ではあり得ないこの雄大な風景
雄々しくそびえる新山、七高山(しちこうさん)
それを取り巻く外輪山は「絶景」以外に言葉はありません。
芭蕉も憧れ目指した東北の地は
確かに深い懐を持っていました。

 その山の魅力は拙い私の日記では
表現しきれない大きなものでした。

 また来ます。そして再度挑んでみます。

◆祝う

 実は今日は
SARUファンクラブPee会長のお誕生日のはず。
その記念すべき日に東北の名峰に運び上げた
お祝いの乾杯を贈ります。
 お誕生日おめでとうございます!

◆追記
 まだ半分も伝えきれない「東北遠征」は来週に持ち越してしまいましたm(__)m
そして「tochikoな山歩き」は明日になります。