猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の独り遊山 好みのもの

変化の時

 「肌に合う」触感が心地よい
◆うつわ
 日本人は食器を口をつけるせいか
触感も大切にする民族だと言われています。
その気持ちよい基準は何か?
人が長年経験し遺伝子に記憶のあるものに
気持ち良さ(安心を)覚えるようです。
 他国で普及した塩ビや金属の食器を
日本人が好まないのはこのせいでしょうか。
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 私のお気に入りの「うるし椀」です。
大小2つのお椀と取り皿の三器合わせもので
日常の器としても使っています。
日本の狭い国土が生み出した「一器多様」ですね。

◆ぶき
 私は山では竹箸を使っています。
そして箸入れは「竹の線香入れ」が定番。
京都の骨董屋で見つけたもので、
使い込まれた「つや」が何とも言えません。

 そして最近のお気に入りは
先日木曽駒さんから頂いた「檜スプーン」

丁寧に仕上げたうるしの触感の心地よく
絶妙のねじりが入った使い勝手の良さに
私は日本の職人の心を感じます。

◆かさ
 そして日本の夏に欠かせない「笠」
日差しを遮り風を通すだけではなく
二酸化炭素の上昇気流に逆流する
蚊、ブヨなどにも有効です。
今のお気に入りは木曽遠征の際に買った「檜笠」です。

◆愛する和のもの
 厳しい四季と共に生きてきた
日本人の肌には自然素材が合う
自然を肌で感じたい山の中では
余計にそう思うのかも知れません。

 化石燃料製は出来たときが最も美しく
自然のものは使い込む毎に味が出て完成に近づく。
「もったいない」の気持ちを持ち続けたいと願う妖怪です。

 そんな道具達との独り宴は日暮れを迎え
tochikoにさえ秘密にしていた
私だけの森遊びに突入します(笑)
 明日は内緒の話