猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋猿2006北岳遊山 10月8日氷の世界から登頂すること

霧氷

◆富士
 しかしこの稜線の眺望は何だ!
昨日来の強風のせいか
空気は青く澄み切り、
南東方向には日本一の山
富士山がどっしり座っています。
もはやこれ以上望むものはありません。

◆霧氷
 ガスと風の造形物
霧氷が発達しています。
稜線は益々風が強くなりますが、
この樹氷を見る限り、
昨日ほどのことはないようです。

 下山の後知ったことですが、
北アルプスは積雪があったようですが、
ここには見られません。

北から来る雪を北の高峰が受け止めたようで、
同じ様な標高でも地理による北と南の差が出たようですね。

◆登頂
 ピークに近づく岩陵は風がさらに強まります。
冬装備をしているとは言え油断は禁物。

トップを取るtochikoは危険箇所通過のためピットを上げ、
魔王は強風に慣れていない
ちぃのフォローに付きます。
 私?勿論撮影ですよ(爆

 やがて美しい霧氷の岩陵の果てに、
北岳のピークがその姿を現しました。

 登頂です。
全荷物を担いでの長い行程は、
達成感も一入でした。

みんなお疲れ様!
とにもかくにも日本人は万歳ですよ。
          万歳!

◆寝床へ
 頂の爽快感を十分味わい、
今宵のビバーグポイント
北岳山荘」のテン場に向かいます。

 小屋は最後の連休のため満員のようです。
テント泊もいらっしゃいましたが、
みなさん強風を避けてか奥から陣取り、
我々はテントを信頼し富士との間に何もない
最前線を陣取ることにしました。
さて・・宴会だ!!(笑)

◆SARUドーム
 小太り親方さんnatulerさんしげぞうさん
意地悪したようですいませんでした。
ここでテントの正体を明かします。
SARUドームはアライテントで特注した
エクスペディションドーム・ナイロン6のゴアバージョンでした。

5年位前に同社の
テントデザイナーF氏と宴を共にしたとき、
世界一大きいゴアの山岳テントが欲しいと
酔った勢いでお願いしたところ、
快く引き受け作ってくれたものです。

世界に1つしかないこのテントの
シリアルナンバーはJ-00001です(笑)

ちなみに本体+ポールで10kgあり、
今回はtochikoが背負って上がりました。

blog Rankingへ いよいよ山上の宴です。