猿板

遊山黒子衆SARUの記録

初冬の筒上山一泊行 其の二

kurokoshusaru2005-11-15

土小屋から筒上山頂上へのアクセスは、
登山道の途中から稜線に這い上がるコースと、
筒上直下の鎖の直登を経て頂上に至るコースに別れます。
山の天候は平野部より回復が遅れることが多く、
今回は風が強かった為、頂上直下の避難小屋で様子を観る為に、
鎖場へのコースをとることにしました。
 登山口からゆっくり進んで3時間で、
大山祇神社脇にある避難小屋につきました。
避難小屋からは、鎖場を這い上がれば頂上まで30分足らずです。
ここは腰を据え、バーナーで火を熾し昼食をとり、
昼寝でもしながら天候を眺めることにしました。
 山はこの待つことも大切だと思っています。
常に自然相手にしているの遊びなので、
山の機嫌一つで天国にも地獄にも変わります。
無理は禁物です。山は逃げません。
 結局この日晴れ間は見えたのですが、
風が治まらないので、避難小屋で宴会することに決め、
無理はしない事にしました。
(このための避難小屋であると思います。)
でも夜半過ぎには空は晴れ渡り、満天の星空にお月様が美しく浮かび、
我々は表に出て月見宴会と相成りました。
これも又良しです。