猿板

遊山黒子衆SARUの記録

初冬の筒上山一泊行 其の一

kurokoshusaru2005-11-14

 今回目指す石鎚山のお隣にある「筒上山」は、
平坦なピークを持ち、四国では1,800m峰で頂上でテントが張れる数少ない山です。
今週末の天気予報は曇りから回復!
運が良ければ頂上宴会を企んだ河童、さっちゃん、浮き雲の遊山のスタートです。
 登山口の土小屋は、雨こそ降っていないものの強い風の濃い霧でしたが、
天気の変わり目には風はつきものです。希望的観測でのスタートでした。
 実は浮き雲は今回が初お泊まり遊山です。
一泊となれば装備も増え、彼女は70Lの大きな初体験のザックを背負っています。
(ちなみに今回のザックの重さは河童30kgさっちゃん23kg浮き雲17kg)
山の歩き方は、後ろ足を蹴り出し上体ををひねって進む町の歩き方とは違い、
出した足に重心を乗せて後ろ足を上げる歩き方の方が楽です。
(文章で伝えるのは難しいのですが)
体をひねらずに左右にスイングしながら前に進むイメージ。
この歩き方を覚えればグッと登りは楽になります。がんばれ浮き雲!
 筒上山への美しい広葉樹林を進むコースは、なだらかな平坦な箇所が多く、
森は紅葉を落とし、すっかり冬の景色になり、
落としたばかりの葉っぱがカサカサ気持ちの良い音を立てていました。
 我々が「森の空中回廊」と呼ぶ長い足場もスリリングです。
重い荷物もよいしょと担ぎ、幻想的な霧の中を進んで行きました。