猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 清秋


 トウダイグサ科のシラキは
カエデ類より一足早く色づきます。

 

 色濃くなり始めています。

 

 この辺りの標高では
木々がゆっくりと葉緑素をたたむ頃

 

 足元で群生していた
トサノミカエリソウは

 

 花穂の下部は結実の準備をはじめ
マルハナバチが後から咲いた残り少ない花の
蜜を集めていました。

「いよいよ終盤やね」

 

 植物は昆虫や風の力を借りて
結実するために花を咲かせる

 そのような姿に同時に出会う事ができる
僅かな時間のようでした。

               地と水と人をわかちて秋日澄む  飯田蛇笏