車から降りて観る空は
雲一つない快晴だったが
風は強く防風着を羽織った。
◆静かなこと
静かな登り口の気温は
寒の戻りを感じさせる10℃。
風は5m位で体感は5℃かなぁ。
さあ 行こうか。
◆分け入る
「2週間経ったもねぇ」
林道口の山桜は花筵敷いて
私たちを迎えてくれた。
これもいい風景やな。
「芽吹いたね」
花期は短く慌ただしいが
新緑を追えばゆとりが生まれる。
色んな楽しみ方がある方がいい。
◆芽吹きのこと
「赤がきれい!」
開いたばかりの若葉色に
花のような彩りを添える越冬芽。
これもまた地に還る。
林道の木々が目覚めて
光合成を始めると空気が変わり
水を吸い上げ気温も下がる。
かたかった水音が
やわらかくなる
= nurimono_ =
「ウワバミソウが出た」
陰湿地に群生するイラクサ科の多年草。
柔らかく多汁で若い茎葉は美味。ミズナ。
初ものを少し頂こうか。
◆花のこと
「ここも
野苺が花盛り」
スミレはそろそろ終わりかな。
「ミツバツツジも
まだ咲いちゅうで」
2週間前も咲いていた。
その環境に応じて咲くのだろう。
稜線はツツジの女王はアケボノで
僕は森に咲くミツバツツジが好みかな。
あらたふと青葉若葉の日の光 芭蕉