猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 雨滴

 かよう土佐の裏山は
夕刻かと感じるほど暗く感じました。

  

 

 雨滴をあまり感じないのは
覆うような緑が

 一段、二段と雨を受けるから

 

 

 

    ぽつ・・・ぽつぽつ・・・
と雨粒の当たる音は大きく不規則で
それを受けた下草は大きく揺れます。

 

 ざわつく木々の音も心地よく
守られているような安心感は
晴れの日では感じられないかもしれません。

 

 土の上だからこそ感じる
雨滴のリズムでした。

                   朝の間のあづかりものや夏の露  千代女