いつもの林道口に車を停める。
気温は21℃で夏の気温に近づいて
ウエアも風が抜けるものをチョイスした。
◆分け入る
まだ吸血虫は出ていない様子。
やはり今年は気温が低いのだろう。
ろくべえさん達とは森で待ち合わせだ。
少し遅れたな。
ちょっと急ごうか。
◆観察する
とは言うものの
やはり道端の風景に目が奪われる。
桜の一斉開花やフルーツトマトの糖分など
植物はどこかで見て記憶してるとしないと
説明つかないことが多く観察されている。
また二重スリット実験で確認された
「観察者がいると粒子は姿を変える」
自然も宇宙も何かが見ていないと
形が保てないと考える学者は少なくない。
「栃も花盛りやね」
花も見られることで
頑張るかもしれないな。
私は30年森を歩いてきて
見ているものは人間より遙かに賢く
彼らは人よりずっと深い愛情で
私たちを見ている様に感じている。
◆空模様
雲底が降りて来て
空が怪しくなってきた。
ちょっと急ごうか。
「雨 ?」
芒種はや人の肌さす山の草 鷹羽狩行