私が月を見ていた時の衛星写真。
乾いた空気を巻込み眼は小さくなり
四国はすっぽり台風の雲に覆われたが
雨も降らず風速は2~3m位だった。
◆空を読むこと
遊山出発予定の朝。
台風は四国の南を過ぎ
このアウターバンドなら
雨も風も強くはないだろう。
tochiko 出発だ!!
◆期待すること
台風19号の影響を考え
木曽遊山を延期した週末。
荷を山小屋装備に詰め替えて
山猫さんと剣山に向かった。
R33から大歩危に入り
祖谷峡を走る山間国道にはいる。
紅葉色が見えはじめた祖谷川は
増水はなく多く降っていないようだ。
◆雲に向かうこと
予報官の立場で考えると
特に刻一刻変化する台風や前線などの
予報には大きな幅があるはずで
最悪を伝えたくなる気持ちは解る。
しかし「直ちに命を守る行動をとって下さい」
などの様な大げさで曖昧な呼びかけではなく
多額の血税でアメダスなど設置したのであれば
もっときちんとした数字を示せるのではないか?
どうしていいか解らない様な報道ではなく
複雑な地形を持つ日本各所に応じた数字を示せば
国民自ら判断と対応が出来るのではないかと思う。
見ノ越登山口に向かう道は
次第に風と雲の中にはいってゆく。
今度の台風での私達の判断は
どんな風景に向かっているのか?
台風を充ちくるものゝ如く待つ 右城暮石