台風がもたらす大雨とともに
梅雨が明けるでしょうか。
フスベヨリ谷に咲いていたツツジ
寒さで散り時期が遅れているようで
儚げな花びらが沢風に揺れていました。
さて
かよう道のボンボン
合歓の花ももう終わりの頃
里の奥では
緑の濃くなった山の重々しさが際だっていました。
そんな中でも稲は順調に根を広げ
収穫までの長い時を刻んでいます。
長雨で増水した谷沿いの道を
独りで走るとき
里人とすれ違うとホッとします。
災害とは何十年も付き合いゆうき
高いところから低いところへ
水はただ流れて行くだけ
優しさの奥にある強さに触れました。
台風を充ちくるものゝ如く待つ 右城暮石