「久しぶりに
声が聞きたいと思うてな」
剣山頂上ヒュッテ2代目オーナー
新居綱男さんから留守番電話が入った。
◆突然のご相談
汽車で高知に来て私と一献し
また汽車で帰ると仰る山神様。
それなら山の帰りにご一緒にと
貞光の道の駅で待ち合わせた。
ウチで良ければどうぞ。
その様なわけで我が家で一献となった。
◆山神様の山道
昭和30年当時65才の新居熊太さんが
人力で建てた「掘っ立て小屋」と仰る
山小屋からはじまった剣山頂上ヒュッテの歴史。
その山仕事で辛かったこと嬉しかったこと
そしてこれからのヒュッテのこと。
この晩お聞きした多くのことは
これから私が歩む山道の
肥やしになったことは間違いない。
◆山神様の道標
当年78歳になる綱男さんは
今も山仕事の最前線にいらっしゃる。
そんな山神様をみていると
日本の定年制度は正しいか。
また「年金」「天下り」「外国人雇用」
社会で色々問題になっていることなど
働けるうちは働ける社会をつくれば
解決の道が見えてくる様に思えた。
次は小屋開けですかね?
そうじゃのぉ。
小屋も道も綺麗にしとくけんな。
楽しみにしています。
髭白きまで山を攀ぢ何を得し 福田蓼汀