猿板

遊山黒子衆SARUの記録

森の奥の遊山 帰路

土石流跡

 「これ以上先は無理やね」
大桂の脇を流れる長笹谷は
土石流により徒渉出来る状況にない。


◆虫の知らせ
 あの美しかった幽谷は消えた。
この奥にもいい場所があるが
これでは反対側から回るしかない
今回コースを変えて正解だった。



臨機応変
 ここでお昼にして
昼寝でもして帰ろうや。



               
                   
 今日も大地に吸い込まれる様な
森の不思議な深い眠りを体験した。



◆夕立が来る
 帰り始めたとき夕立が来た
雲の天気予報は正確であったが
森での降り始めなら
木々が雨を受け雨具は必要ない。
                     
でも沢沿いの道は
急な増水がありそうはいかない。



                  
どんな状況でも
その場その場の判断は必要。
人間とはとても弱いものだから。



 お地蔵さま
今日も無事帰る事が出来ました。
ありがとうございました。
                    


  梅雨明けや深き木の香も日の匂  林翔