「ヤマアカガエル?」
丘陵地と山間森林及び外縁部にある
池、小川、湿地、水田に生息する。
主に山地に生息することが和名の由来。
◆まほらへ
長笹谷に流れ込むヌル谷に入る。
私たちは30年この森の平坦地に通い
また多くの友人なども案内してきた
思い出が沢山詰まった場所でもある。
◆ヌル谷のナロ
この落盤に出来た谷は
多くの水が伏流し沢胡桃や栃
桂など水を好む樹が大きく育つ。
その樹々が広く張った根が
土砂を止め落葉は土となり
多くの命が寄生していた。
◆変わる道
「また道が川になっちゅう」
人に追われた鹿がこの山域に集まり
山を覆っていた笹や草を食べ尽くし
雨が直接大地に当たり土が流れはじめた。
塩分を含む土で濁った水は浮力を増し
大雨で大きな力を得て土石流となる。
そんな森に少々網を巻いたところで
何になるのか私はよく解らない。
今まで人の力ではどうしようもない
津波や火山活動などの巨大な力で
破壊された処も自然は回復してきたが
人の手など借りてはいない。
◆Mothertree
「ただいま」
tochikoの森の母に辿り着いた。
この樹も数百年もここに根を張り
この地を護り森を見続けてきた。
そんな膨大な力を持つ自然に対して
百年足らずの寿命の小さな生き物が
「自然保護」とか「環境問題」って
一体何言ってるんでしょうね(笑)
大きな木大きな木蔭夏休み 宇多喜代子