猿板

遊山黒子衆SARUの記録

のろやまさんと奥物部遊山 懐に入る

おじや

 山の朝はおじやがいい。
消化もいいし残り物が片づく。
何よりご飯は体の芯から温まる。


◆焚火のあと
 米の旨さは焚火おかげ
今回も上手く終わることが出来た。
でも火起こしより消火の方が気を遣う。



◆次の遊山へ
 今日白髪山から三嶺に上がる
シゲさんご夫婦にお会いするため
一泊装備をヌル谷において
カヤハゲを目指し出発した。
                    

◆カヤハゲの森へ
 「河童さん
   栃の花ですね」
 tochikoの栃は
今年も沢山花を咲かせていた。
                  

栃の花は昆虫を実は動物を養い
材は人間の生活を豊かにしてくれる。



そもそも日本人は
山と共に生きてきた森の民。
              

森へ分け入るほど
不思議な安心感に抱かれる。
              

この尾根最後のブナは
今年も元気に花を咲かせていた。
「去年は実が豊作でしたね」
人間も全ての命は他の命の役に立っている。
                   

 山道は森を抜け
女神様の山が現れた。
 「三嶺は綺麗な山ですね」



                          空の音空にて消ゆる栃の花  正木ゆう子