猿板

遊山黒子衆SARUの記録

山ガールプロジェクトⅡ 前編

山ガールプロジェクト?

 前回都合がつかず参加できなかった
もう一人の山ガール希望の同僚と共に
和宏・桂子口福遊山に出かけました。
◆最初の山
 選んだ山は高知県大豊町「梶ヶ森」
この山は古くから信仰と登山で賑わい
高知の山岳会新人達の登竜門でもあり
和宏さんの登山もここから始まりました。

◆信仰の山
 今は山頂まで車道が通っていますが
この山が持つ自然林を歩くために
昔の道がある竜王の滝から入山しました。

 自然林が育む清い水が流れる
沢に沿う山道にある石仏や鎖場が
この山がずっと修験の場であって
信仰で守られた事を語っています。

◆冬枯れの山
 足下から軽やかな音が響く
落葉の絨毯が敷き詰められた
明るい柞の森に入りました。

森が冬の眠りについて大地に陽が注ぐ
それは冬が来る前だけの風景です。

◆返り花と笹床
 道端に冬の陽気に誘われたのか
夏の花山紫陽も花が咲いていました。

そんな四季の変化を辿る山道に笹が現れ
頂が近いことを私たちに教えてくれます。
  木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ  加藤楸邨