猿板

遊山黒子衆SARUの記録

山ガールプロジェクトⅡ 後編

森を抜ける

 森林限界がない四国の山は
(正確には石鎚山しかない)
ブナ、カンバ帯を抜ければ
笹に覆われた頂が現れます。
◆寒風咲く
 ミヤマクマザサが風を受け
冬の到来を告げる如く歌う
真澄の空に飛び出しました。

◆天に咲く
 冬枯れた頂の風景に
馬酔木が彩りを添えて

蒼空の彼方にある半月が
日本的な風景を醸します。

◆口福が咲く
 登竜門を息も切らさず登った
山ガール希望の彼女はもちろん合格!!(笑)

和宏さんから前日から仕込んだ
煮豚と炊き立て蛸飯で

私達からは山土鍋の寄せ鍋で
新しい仲間の誕生を祝いました。

SARUの遊山の心は「和」。
野で「輪」になって囲む円卓は
賑やかなほどが良いものよね。

                       山眠るまばゆき鳥を放ちては  山田みずえ