猿板

遊山黒子衆SARUの記録

御在所山遊山09 幼帝の山

梅の花咲く

 高知県香美市御在所山」は
安徳帝平教盛が合祀される
「韮生大山祇神社」が頂に鎮座し
古くから信仰されてきた山です。
◆落人伝説
 この山は高知市の北西方向
香北町美良布(びらふ)にあり
その乳房に似た独特の山様は
市街地からも目に付きます。
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その名は安徳帝を守り平教盛らが
逃れ住んだという伝説に由来し
安徳屋敷跡と言われる水田や
二位尼観音菩薩が地中から出現したなど
伝承が語り継がれています。

◆平家の里
 美良布から物部川を対岸に渡り
梅久保の集落から案内看板に導かれ
大屋敷の登山口に向かいました。

里山集落から谷間の道へ入り
再び風景の開けた大屋敷の集落。
大荒れの滝への駐車場とトイレのある
平家の里・木馬茶屋に車を置きました。

◆春香る
 しばらくは車道を登りますが
里山の道ばたに咲く梅や菜の花に
春を感じる心地よい遊山のはじまり。

 平家観音像の碑を過ぎ
一軒の家の建つ車道終点となり
山道へと入って行きます。

◆信仰の道へ
 植林に沈む石積みは
畑か人家の跡なのか。

時の流れを遡り静かに登る。

でもこの道が信仰の道でもあることは
路傍の石碑が教えてくれました。