猿板

遊山黒子衆SARUの記録

剣山TRAIL RUN vol.2

抱かれて

 かつての林野行政による
伐採を免れた四国の稜線には
ブナを中心とする
広葉樹林が生きています。
◆森へ
 山を下る紅葉前線。
その真っ直中を抜けたようで
落葉した木々合間から
秋の陽射しが差し始めます。
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◆日溜まりへ
 ブナを中心とする広葉樹林
夏の鬱蒼とした風景から
明るい冬の風景へと変化しています。

 花粉の少ない秋の空。
落葉した森に注ぐ陽射しは
意外に強く
心地よい汗が流れてきます。

◆落葉絨毯
 弾む呼吸と高鳴る鼓動
身体のリズムに合わせるように
落ち葉の音が聞こえます。

 稜線に向かう
躑躅達のトンネルは
冬眠と共に陽射しの道となり
高度が上がる実感が伴います。

◆駆け上がる
 やがて樹林帯を抜け
笹原を縫うように進む
葛籠折れに飛び出し

 目線に次郎笈が現れる頃
心と身体をが軽くなる
不思議な心地よさを覚えました。
  RUN & RUN