猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoが三嶺に帰る日 晴れ渡ること

アマテラス

 神々しい山の夜明け。
昨日の風雨が空気を清め
凛とした風景を見せてくれました。
◆夜明け
 薄い雲海に覆われていましたが
上空は抜けるような晴天。
放射冷却でコメツツジ達は霧氷を纏いました。
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 薄雲を纏った剣山系の山々は
夜明けと共に衣を脱ぎ始め
アマテラスは雲の海と峰々を
春らしい桃色に染めました。

◆出立
 朝餐は「出汁茶漬け」
塩を立たせたさっぱり出汁が
寝起きの体を引き締めます。

 出立の頃には見事に晴れ渡り
昨日ガスに沈んでいた三嶺
天を突き刺す
美しい三角錐を見せてくれました。

◆女神様の座
 遮るもののない澄んだ眺望。
東には深田百名山「剣山」が弟山「次郎笈」を従え
目の前のコメツツジと笹に守られる「三嶺池」の風景は
正に女神様の天空の箱庭。

 南には太平洋が水平線の彼方まで
西に目を向けば
西国の雄「石鎚山」まで見渡す事ができました。

◆頂を後に
 三嶺の女神様はtochikoの復帰に
この上ない風景を贈ってくれました。

 幾度訪れても同じ風景のない「居場所」
これからも我々は「一期一会」を求めて
は通い続けるのでしょう。

 稜線を離れる前に
三嶺を振り返れば
青空と秀麗な姿で
我々を見送ってくれました。
 また来ます。
◆遊山の後に
 帰りの楽しみ「食遊山」
今日は三嶺のある香美市に新しくできた
蕎麦屋「平家の茶屋」へ寄りました。

 数ある献立から今回頂いたのは
手打ち蕎麦「温」シリーズ。
 tochikoは
 <山菜蕎麦:600円>
 河童は
 <月見蕎麦:550円>
 太く短く打った田舎蕎麦に
甘さを抑えた薫り高いお出汁。
 「ん?」  こちらも・・・
 また来ます(笑)