猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoが三嶺に帰る日 舞う頂のこと

空を読む

 一年で気象遭難が最も多い春
上空の空気の機嫌次第で
山の天候は急激に変化します。
◆空模様
 午後になり風が強く吹き始め
気温は一気に5度も下がり
頂に向かい冷たい雲が上がってきます。
寒気の影響が現れてきたようです。
 blog Rankingへ
 お昼には綺麗に見えていた頂も
あっという間にガスに覆われてしまいました。

◆頂に帰る
 予定時間どおりで頂着。
20kgを越える荷物で
標高差1,000mを登ったtochikoは
完全復帰と言っていいでしょう。
 お帰り!!
 でもtochikoを迎えてくれたのは
白いベールに覆われた頂でした。
 さあ風の強い所に長居は無用です。(苦笑)

◆ヤドカリないしは避難民
 結局、雨が降り始めました。
下界は0%でも山は冷たい横殴りの雨
これが春山の恐ろしさです。

 テントは持っていますが
他に宿泊者も居ないようなので
今晩は三嶺避難小屋をお借りしました。

◆祝いの宴と
 貸切の避難小屋での復帰の祝い

 今日は愛媛の「梅酒」も・・・(笑)
 <栄光酒造:吟撰梅酒>
 メインは「飯盒」で炊いた「店長米」と
 (今どき飯盒使う人もいないだろうなぁ)

 メインはtochikoの母の「手製のタレ」を使った
 焼肉定食〜♪
◆祝いの舞いと
 アルコールと薄い空気で良い気分。
 <小吉と白小吉>
 ん? 窓から光が射している。
いつの間にか外は明るくなっていました。

 今宵は半月でも空気は澄み渡り
明るいかぐやに静かに照らされ雲は
tochikoへの祝いの舞いを演じてくれました。
 鹿達もこの月を観ているのかなぁ。 
 ありがとう。
 ぼくらはみんな生きている
 生きているからうれしいんだ