猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長秋を求めて行く 石畳の道

落葉

 整備された遊歩道をしばらく歩きます。
ここは面河渓谷に沿った静かな道で
私たちの足で30分
お子様連れでもゆっくり1時間ぐらいの
ほぼ平坦な石畳が続き
渓谷の上に枝を長く伸した広葉樹が美しい
四国を代表する景勝を楽しむことが出来ます。

 しかし四国の紅葉は始まったばかりで
秋はまだ山の上にあり
紅葉を求める方は少なく静かな道でした。
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 紅葉は平均気温15度位から始まると言いますが
夜明け後すぐの今朝の気温が15度位で
まだこの標高では早いようです。

 面河尾根の開発を免れた原生林は
遊歩道付近の温帯性常緑樹帯から
亜寒帯性ツガ帯を抜け四国で唯一の森林限界に至るまで
四国の全ての植生があると言われる植物の宝庫。

 また渓流沿いは気温が下がりやすく
その多様な植物の中には
気の早いものもあるようで
色づき始めているものもありました。

 朝の凛とした空気が漂い
静かな森の中に鳥の声、沢の音と共に
私の足音も気持ちよく響いています。

 やがて遊歩道は終点に近づき
石鎚山登山口の鳥居が現れます。
そしてここから頂上への長い道が始まり
私の秋に向かう登りも始まりました。